10/3/5(金)                                大沼国定公園


 道南にある、大沼に行ってきた。

 ペンション「風 KAZA」のオーナーでもあるガイドの金澤さんに案内してもらい、ブナの原生林を歩く。

 雪のない季節は近づく事ができないし、木々が葉を繁らせると、その存在にすら気がつかない。

 そんな場所に佇む一本のトチの木。

 この圧倒的な存在感が、写真から伝わるだろうか?

 推定樹齢約300年。

 ということは、芽を出したのは江戸時代は宝永の頃、松の廊下で刃傷事件が起き、赤穂浪士が討ち入った頃である。

 静かな森の中で、「生き物を探してごらん」と子供たちに言うと、しばらく探したあげく「何もいない」と言う事がある、と金澤さん。

 生き物=動くもの、という先入観があるからだ。

 よく考えると、森の中は木に囲まれているわけだから、そこら中生き物だらけなのだ。

 このトチの木を見上げていると、まさに「生き物」という気配に満ちている。

 次男が生まれた時に植えた我が家のトチの木は、ただいま樹齢8年。

 樹齢300年の大木になる頃には、我が家の辺りもまた原生林に還っているのかもしれないなあ。













 


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