07/10/25(木)          明日は満月
 仕事が終わって、事務所に帰る時間。

 フィールドはもうこの暗さですねん。

 明日は満月。

 ポン!



































07/10/24(水)                         経歳鶴

 富良野には、東大演習林と呼ばれる美しい森がある。

 本当のフルネームは、「国立大学法人東京大学大学院農学生命科学研究科付属演習林北海道演習林」

 ひらがなで書くと、「こくりつだいがくほうじんとうきょうだいがくだいがくいんのうがくせいめいかがくけんきゅうかふぞくえんしゅうりんほっかいどうえんしゅうりん」

 じゅげむ状態となる。


 さて、普段は一般人は入れないその演習林内に行ってきましたよ。

 富良野市生涯学習センターの主催する、富良野の森林により深く親しむためのガイド養成講座「第2回 森とのつきあい講座 」に参加しました。

 「林分施行法」の実際を見ながらの講義は、大変興味深く、またためになるものでした。

 そしてドピーカンの今日、講師の方が昼食場所に選んで下さったのが、経歳鶴と呼ばれるピーク(標高930m)。

 見てくださいこの風景!

 数十km先の山並みまでの間、人工物がほとんど見えません。

 ニホンにも、こんなとこがあるんやねぇ。


07/10/11(木)          雪虫


 平野部でも紅葉が始まり、十勝連峰も、上のほうはすっかり雪景色ですわ。

 そして、雪虫が飛び始めました。

 この雪虫、本名はトドノネオオワタムシちゅうて、アブラムシの仲間ですねん。

 こいつがまたけったいな生態しとるんですわ。

 今の季節に見かけるんは、トドマツからヤチダモへ移動中の雪虫やねんけどね、こいつら全部メスでんねん。

 ほんで単為生殖で、約4頭の緑色したオスと、それよりやや大きめのオレンジ色のメス(数には個体差あり)を産みよります。

 この子らには口が無く、5〜6日で4回も脱皮して成熟し、交尾をします。

 この時孕んだメスの卵は、体の大部分を占めとるんで、まあ言うたら卵に手足をつけたようなもんですな。

 そして卵は、冬の眠りに入ります。

 越冬した卵は4月下旬に孵化すんねんけど、これまた全部メスで羽はなく、ふくらみ始めたヤチダモの芽のとこまでよじ登って、その付け根から汁を吸いよります。

 このメス、お腹の中にはたくさんの胚子(発育中の子供)が詰まっており、その胚子の中にも胚子があって、これもすでに発育を始めとるっちゅう、マトリョーシカ状態なんですわ。

 そして生まれた幼虫は、6月下旬に羽の生えた秋の雪虫そっくりの親となり、ヤチダモからトドマツへと移って行く。

 みんな気付いてへんけど、6月下旬にも雪虫は飛んでいるのですよ。

 交尾と産卵が行われるヤチダモは、鮭にとっての川にあたり、海にあたるのがトドマツっちゅうワケですわ。

 そしてトドマツの根際で子供を産み、その子供たちの住処は、トドマツの根なのである。

 トドノネオオワタムシという名前の所以である。

 ここでもメスだけで子を産み続け、夏を越して秋の終わりまでに四世代ぐらいが経過するらしい。

 そして秋が近づくと、子供たちは羽を持つ個体へと成長し、ヤチダモへと移動してゆきます。

 これが「雪虫」なのであります。


07/10/1(月)                         秋

 緑肥用のひまわり畑・・・  収穫されたまねぎのコンテナ・・・ 白い帽子の十勝岳・・・ 抜けるような青空・・・

 秋です。


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