04/2/28(土) ウソちゃいますねん!
「北海道では、冬も郵便配達はバイクやねんで。」て内地モンに言うたら、おおむね「またまた・・・冗談でしょ?」「そんなアホなことあるかいな!」てな感じの答えが返ってきますな。
要は、信憑性無さすぎでしゃれにもならん、ちゅうような反応やねんけど、しゃれもなにも、これホンマの話ですねん。
郵便屋さんだけちゃいますよ、北海道に移住した当初の冬の朝、目を覚まして新聞を取りに行くと、雪の上にバイクの轍。
びっくりしました!ほんで、感動しました!
みんながみんなというワケや無いけど、冬場にバイクで新聞配達してはる人もおりますねん。
ところでこの写真、見てください。
リアにはチェーン巻いてるけど、フロントはスタッドレスのみなんですよ。
こんなんで、結構ツルンツルンの道を走ってるんですわ。ガッツありまんなぁ。
けど、聞いてみたらやっぱし、1シーズンに何回も転ぶらしいです。
こんなカッコイイおっさんたちに支えられて、俺らの日常はまわってるんや。
お怪我の無いように頑張ってください。
04/2/23(月) 大荒れ
夕べから今日にかけて、台風並に発達した低気圧が日本列島を直撃しよりました。
1月14日以来の大物やね。
ここ富良野も、町中が除雪で大大変大会。
さらに、気温が高めという事で重ための雪となり、道内各地ではビニールハウスがつぶれまくりました。
ちゅうことは、中の作物も大打撃ちゅうことですな。農家さんは、ホントいろいろなリスクがあって大変ですなぁ。
悪天候も、暖かい部屋の中やなんかで、「おぉっ、荒れとるねぇ」てなこと言うとるぶんには、楽しいなと思いますねんけど、今日はワタクシも仕事ですわ。
今日の仕事はバスの営業で、白金〜富良野間約40kmを、朝夕2往復しますねん。
予約人数は9名と少ないので、朝便はFRのマイクロバスを使てんけど、なんと3回もハマってしまいました。
3回ともお客さんが乗っていなかった時やったんで、まあ良かったんですけどね。
その都度、除雪中のトラクターやホイルローダーなんかに引っ張ってもろてなんとかなった。
ここらは都会と違て、お互い様でみんなが助けてくれる。
ええでしょ?
夕方便も、乗客数は同じ9名やねんけど、少し学習して、リアエンジンで重量もある中型バス(たしか45人乗り位)で行きました。そしたら、ハマる事も無く無事往復できました。
ほんで家に帰ってきたら、室内に積雪ですわ。
完全に閉め切ったサッシの、ほんのわずかな隙間から、強烈な風圧で送り込まれたようです。
04/2/19(木)天然のオブジェ
気温は低いが、日差しが強く、路面の雪は少し解けている。
そんな道を40kmほど走った後の事。
いろんな条件が偶然にかさなった時、自然は時として、奇跡のオブジェを作り出す。
左の写真は、くるまのホイールやね。
遠心力で、全方向にツララができとる。
右は、車体全体にかかったしぶきがどんどん凍ってゆき、進行方向に成長したもの。
低温君も、なかなか粋な事をするもんやね。
04/2/18(水) 公魚
今シーズンのワカサギは、結構型がいい。
写真一番下のが、まあまあ標準サイズですわ。
下から2番目あたりのサイズのが釣れると、「うわ!でかっ!」ちゅう声があがりますな。
ほんで、時期的にもぼちぼち釣果も上がってきてまっせ。
なんでかてか?
ワシらがいつもワカサギを釣ってるんは、富良野市内を流れてる一番大きい川「空知川」の上流部を「金山ダム」ちゅうダムでせき止めてできた「金山湖」ちゅうダム湖やねんけど、夏場と違て雨水が流れ込めへん冬場は、ダムを放水すれば、それだけどんどん水位が下がりよる。
ちゅうことは、魚が泳げる範囲がどんどん狭なってきよって密度がたこなって、魚影が濃くなる、ちゅうわけや。
棚でいうと、一番底で釣れるんが金山湖の特徴やねんけど、湖面からその底まで、シーズンはじめは18mくらいやったんが、今では7mくらいですわ。
シーズン終わりの三月中旬くらいになると、これが1mきりよる。
そうなってくると、もう入れ食いですな。
しやけど、そこまでいくと感動が薄れてきて、釣りとしてはおもろないよ。
漁師やないねんからな。
04/2/17(火) 犬ぞり
犬ぞりに乗ってきましたよ。
6頭だて。
結構速いんだ、これが。
しやけどね、むりくりに引かしてる感じやないんです。
ケージから犬を引き出してきて、引き綱にセットすると、
「ハッ、ハッ、はよ走らせんかい!まだかい、コラ!まだかい!」
ちゅうて、犬どもやる気満々なんですわ。
そして、走り出すともう、ひたすらに健気にがむしゃらに闇雲に突っ走りよります。
それを後ろから、この視線で見てると、だんだんいとおしくなってきます。
動力が生き物である、ちゅうのは、そういうことなんですわ。
04/2/15(日) 10トン車
♪おち〜ぃてまぁすっ、あぁこりゃこりゃ、おちてまぁすぅよっ、あぁこりゃこりゃ
みちばたぁにぃ10トン車がぁ、おちぃてまぁすっ、あぁこりゃこりゃ♪
言うてる場合か!
直進の下り後の右カーブですわ。
荷物積んでて、曲がりきれへんかったんやねぇ。
まっすぐ行ってしまいはりました。
右に見えてるユニックは、車を救出してるんやなくて、積荷の移動をしてるだけですわ。
3時間後に、もう一回ここを通ったんやが、まだこのままでした。
04/2/13(金) 上から見た気球
今日は、一般のお客さんを乗せた遊覧飛行の他に、もう1機、パイロットのトレーニングのための気球が飛びました。
こちらの気球は、対地高度550mくらいやったかいなぁ。
下に見えとるんは、たぶん80mくらい。
面白かったんは、2機の進行方向が、正反対やった事。
風ちゅうのは、層によって吹いとる向きが全然ちゃうんですわ。
それにしても今日は暖かい。もうこのまま冬が終わってしまうんやろか?
2月の中旬のくせしやがって、もっとビシッと冷え込んだらんかい!
04/2/12(木) ゴキゲン!関西人!
今日の修旅の高校は、from尼崎でした。
やっぱしね、どっかちゃいますわ、関西人。
ペースの心配は全然無かったしね、そのうえなんちゅうても、「何でも楽しんだれ!」ちゅう気合に満ちあふれとりますな。
見てください、この写真。
結構な急斜面で、後ろ向きにダイビングですわ。
ほんで、頭から刺さっとります。
ふかふかの雪やから、こんなんもアリなんです。
04/2/11(水) 富良野スキー場
ガッツリ圧雪されて快適ですわねぇ、スキー場のゲレンデは。
リフトで上まで運んでもろて、滑り降りてきたら近代的なホテルでおしゃれにランチ。
便利さ快適さは、都会から来た皆さんにも、まったく違和感無く「楽しんで」いただけることでしょう。
ところがどっこい、ここは富良野。
実は、ゲレンデのすぐ脇は、野生の世界なんですわ。
クマゲラ多発地帯、白金の原生林でもめったにお目にかかれないほどの、巨大なクマゲラの食痕。
この木の裏側には、熊の爪痕も、これでもか!ちゅうくらいついてまんねや。
これ、なんと富良野スキー場ゲレンデ脇約20m地点ですわ。
もちろん他にも、ネタは盛りだくさんの素晴らしい森やねん。
高低差100m、距離1.5kmのこのトレッキングコースに、明日大阪の高校生を連れて行きます。
若い彼らに、どれだけの事を伝えられるやろか?という心配よりも、おっさんの、しかもゆっくりしたペースにどれだけの奴がついてこれるやろか?ちゅう方が心配や。
04/2/10(火) 冬のレイヤード
5日に、一家揃って発熱しました。
38度の熱を出し、保育園を早引きした息子達は、その日のうちに熱も下がり復活しよりました。
同居人(♀・38歳)は一日仕事を休んで、その翌日には職場復帰。
そしてワタクシ、3日目に少し良くなった所で気球のクルーとして復帰したら、ぶり返し。
完治まで5日もかかってしもたんですわ(まだ咳が出るんで完治ちゃうか)。
今日は、そんなおっさんをー20℃の寒気から守ってくれるレイヤードを紹介します。
厳しい冬の北海道、「どんなかっこしていったらええんですか?」なんちゅう質問は、お客さんなんかからも割と聞かれるこっちゃしな。
で、基本的には、上下とも3枚ですわ。
上は、長袖シャツ・フリースジャケット・ゴアジャケットの3枚。特に気温が低かったり風が強かったりする日で、しかもワカサギ釣りのように動きの無いツアー担当の日には、もう1枚マイクロフリースのジャケットかフリースベストを重ねてる日もあるな。
下は、写真には写ってへんけど、まず普通の下着のパンツをはいてその上にこのタイツ・ゴアオーバーパンツの2枚なんで、足の部分はまあ2枚やねんけどね。
アウターは、ジャケット・パンツ共に中綿無しのペナペナ。意外と薄着でしょ?
ところがこれ、素材がちゃいまんねん、素材が。
アウターはゴアテックス。アンダーウエアだけでも、上下で1万円ぐらいするんですわ。
ムカシはね、こんなん何でも良かったんですよ。
コットンの下着にビニールガッパみたいなもんで、ムレムレの濡れ濡れのさぶさぶでも、若さと勢いでなんとかなっとりました。
実際ムカシの山行写真を見てみると、びっくりするくらいええかげんな格好で、あちこちの山頂でポーズを決めてたりするねんけど、もうあきまへん。そんな格好ではどうにもなりまへん。
年くうた分だけ、装備には金かけな死んでしまいます。
04/2/1(日) On Target!
今日は毎年恒例、「富良野ミーティング」ちゅう気球の大会でして、私も「チームイワタニ」のパイロットとして参加しました。
気球の大会としては、こじんまりしたもんやねんけど、それでも1つのエリアで12機の気球が飛んどる光景ちゅうのは、なかなかのもんでっせ。
例年この日は、気象的に特異日でして、天気図見て、さすがに今回はあかんやろなと思てたり、開始時間直前まで悪天候やったりしても、なぜか飛べてしまうんですわ。
今日の競技は「フライイン」ちゅうて、まずターゲットを決めておき、そこから「ルールで決められた一定の距離」以上離れた場所からならどこから離陸しても良くて、そのターゲットの一番近くに「マーカー」を落とした人が優勝、ちゅうやつでした。
右の写真の赤いバッテンが、そのターゲットポイントですわ。
真上を飛んでるんが分かりますやろか?まさに「オンターゲット」ですわ。
でもこのとき高度は約600m、「マーカー」は投げへんかった。
この高度から投げても、途中の風に流されてしまうし、高度を下げてもまたターゲットに寄れる風があったから、もっと低い高度で再アプローチしようと思ったんですわ。
でも、そのあと風が変わってしもて、結局寄りきれず「マーカー」も投げずじまいで終了してしもた。
前回は優勝してただけに、メッチャ悔しいです!