04/4/30(金) 男山公園
旭川にある男山公園「突哨山」に行ってきました。
今、カタクリとエゾエンゴサクが、満開ですわ。
エンレイソウはまだつぼみやったけど、フクジュソウの黄色、キクザキイチゲの白も混じって、そらもう賑やかなことでした。
日本全国でも、なかなか無いであろうこれだけ見事な群生を、「ごちゃごちゃの人まみれにならずにゆっくりと楽しめる」、ちゅうのも北海道ならではとちゃうんかなぁと思います。
とにかく見渡す限り花、花、花。
エゾエンゴサクの「インドのお香」みたいな香りも素晴らしく、コースをゆっくり1周したら、オナカ一杯になりましたわ。
04/4/27(火) ファーストエイド講習会
我々ガイドっちゅうのは、お客さんを連れて山を登ったり、川を下ったりしますわな。
ほんで、その行った先で事故が起こる事もあり得ますわな。
その事故は町中と違て、すぐには救急車が来れへんところで起こるかもしれませんわな。
今日は、そんな時に備えてのトレーニングをしたんですわ。
本日ワタクシは怪我人の役。
この状態で一晩を森の中で過ごし、ハイポサーミア(低体温症)で意識不明という設定。
実際に、広大な森の一角に横たわっております。
右足の怪我は、特殊メイクによってこんな風になっております。(結構リアルなので苦手な人は開かないでね)
受講者の皆さんは、与えられた情報を元に、まずワタクシを見つけ出し、適切な応急処置をして、さらに車の入れるところまで、何らかの手段によって搬送せなあきませんねやわ。
大変やねぇ。重いよ、ワシ。
トレーニングとわかっていても、みんな真剣そのもの。
でも、いきなりこんなモンが森の中にころがっとるんやさかい、そらぁ結構うろたえますわな。
しかし、本物の事故の場合、もっとシビアな状況である事も多いちゅうことなんで、精進するしかおません。
04/4/26(月) ザゼンソウ
植物達は、受粉する為に虫さんたちに来てもらわんとなりません。
派手な色でアピールしたり、甘いかおりで誘惑したり、虫さんたちに来てもらう為に、実にいろんな戦略を立てとるんですな。
そして、このザゼンソウがとった戦略とは、なんと「熱」なのでした。
春先のまだ気温が低いこの時期、その濃い色で太陽熱を吸収し、かまくらのような形の中にためこむんですな。
そこへ虫たちが暖をとりに来るというカラクリなんですわ。
ホンマ、ようでけてまんなぁ。
と思て、もう少し調べてみたら、なんとびっくり!自分で発熱もするみたいやで。
04/4/25(日) 春の雪
朝起きたら、一面の雪景色。
いよいよ富良野に雪の季節がやってきました。
って、ちゃいまんがな!
もう4月も末やっちゅうのに、どないやっちゅうねん!
夕べは、仕事からの帰りが8pmくらいやってんけど、ヘッドライトが雪に反射して視界がきかないという、まさに吹雪状態でありました。
そして、車はもう既に夏タイヤ、いささかあせりながら時速30kmの匍匐前進で帰宅いたしました。
しかし積もるとは思わんかったなぁ。
04/4/23(金) 朝日が丘公園
富良野には、市街地から空知川を挟んですぐ西側に、朝日が丘公園という一級品の里山があるんです。
標高290m、富良野でスキーのワールドカップが開催された時には、ジャンプ台が設置されていたというこの里山、横から見ると、ナマコが横たわってるように見えるんで、みんなからは親しみを込めて「ナマコ山」と呼ばれとります。
そのナマコ山に、こんなモンが落ちとりました。
両方とも赤松のまつぼっくりやねんけど、この形の違いは何でっしゃろか?
「まつぼっくりのオスとメスちゃいますか?」なんちゅう人もおったりしますが、松に雌雄は無いし、あったとしても、まつぼっくりは種やねんから全部メスですわな。
実は、右側のつくばねのような、エビフライのような形のは、エゾリスが食べた後なのでした。
04/4/21(水) 寒っ!
朝、うちの玄関先においてある温度計を見たら、なんと0℃でした。
今日は風も強く、雪まじりの雨も降ってたりで、どえら寒かったんですよ。
ほんで夕食時に、オリーブオイルを使おと思たら、なんと寒さのあまり白濁しておりました。
冬場は、オリーブオイルとごま油は、寒いとこに置いとくと固まってしもて使えなくなってしまうんで、ストーブのある居間においとるんですが、もう四月も末なんで、油断して台所に置いてたんですわ。
ここらはこんな気候ですからね、 まだまだストーブはしまえないのです。
04/4/19(月) 絶滅危急種
今日は春の陽気に誘われて、福寿草やエゾエンゴサクが咲き始めている某林道を散策してきたんですが、その途中、剣先スコップで福寿草を根っこごと掘り返し、袋に詰めている人を発見。
実は福寿草て「北海道レッドデータブック」の絶滅危急種に指定されてるの、知ってました?
ここらには、群生している福寿草がいたる所にありまくるんで、そんな風には見えへんねんけどね。
まあそんなわけでたくさんあるので、目くじらを立てることも無いのかなぁと思て看過しましたが、林道を塞ぐように車のドアを開いたまま作業をしていたマナーの悪さも気になったぞ。
札幌ナンバーの軽乗用車に乗った、オバハン4人組でした。
04/4/18(日) セロー始動
風は強いが、気温がぼちぼちいけてきた日曜日。
今日は、どこからともなく大量のバイクモンが涌いてきておりました。
そこでワタクシもこうしちゃおれんと、愛車セローに火を入れたんですわ。
新車で買うてから14年、バイクはこいつ一筋ですわ。
トコトコとどこへでも入っていける頼もしい相棒と、さてこの夏はどこまで行きまひょか。
と、遠くの旅空に思いを馳せたいところやが、人が遊んでいる一番いい季節に一番忙しい因果なお商売。
あまり遠くへはいけません。
でもね、近場で十分楽しめる環境やから、ええねんけどね。
04/4/12(月) キトピロ
我家の庭に、キトピロが出てきました。
本名が「ギョウジャニンニク」、北海道では「アイヌネギ」という名前で知られている山菜ですわ。
五年前に天然物の種を庭に撒いたんですが、こいつらも雑草系の強さを持っているようでして、どんどん増えていきよりました。
頼もしいのう。
これを焼酎に漬け込んだ「キトピロ酒」は、人に勧めると、賛否が大きく分かれますな。
ニンニク・ニラ系の好きな人からは「おっ、いけるねぇ」、くさいものがだめです系の人からは、「こんなもん飲めるか!」との評価を頂戴します。
飲むと、どうもいろんな所が元気になるらしいので、ワタクシはもちろん大好きなのですが、その効果の程はというと「・・・・・」て感じですわ。
年かのう。
04/4/10(土) 鯉のぼり
えらいぎょうさんついておりますなぁ〜。
何でも、ここらでは家族の数だけつけるらしいです。
三世代で住んでいる家もあったりして、まだまだこのくらいは序の口ですわ。
中には、「ペットも家族のうちに数えとるに違いない」とか、「いや、この家は、家畜まで数に入れとるんちゃうか?」ちゅうくらい、メチャメチャな数の鯉がなびいてるお宅もあったりなんかするんで、油断ができません。
そんなお宅の鯉のぼりは、どんどん小さくなっていく下の方が、もうメダカのぼりになってますな。
04/4/5(月) 湧水
コンビニやなんかで、高いミネラルウォーターを買っている皆様、ご苦労様です。
ここらでは、おいしい水が何ぼでも手に入ります。
いつもワタクシがうろついてるフィールド内だけでも、「不動尊の水」「延寿の水」「原始の泉」「天使の泉」と、4つもあるんですな。
そしてこの写真のような「名も無い湧水」もあちこちにあるんですわ。
麓郷あたりでは、自宅の庭に湧水の池を持つ農家さんが幾つもあるし、富良野市内でも住居の水道に井戸水を使っている家もあります(うちのスタッフの住居も)。
水質的にも水量的にも、飲用には不適当やねんけど、実はうちの庭にも水が湧いてるんですよ。
大雪山系の裾野に広がるここら辺は、実は豊かな水の里でもあるねんなぁ。
04/4/4(日) 水芭蕉
水芭蕉が咲き始めてます。
富良野界隈では、水芭蕉は都会の人がわざわざ尾瀬まで見に行くような、珍しいモンではないんですよ。
富良野盆地なんかは、もともと湿地帯やったんを、客土して開拓していったとこなんで、まああちこちにその原風景とも言えるような湿地が点在しており、水芭蕉もそれなりにはえとります。
そんな中でも、一級品がここ「鳥沼公園」
うちから車で7分ちゅう近さもあって、ここには四季折々通っておりますが、飽きる事がありません。
もうちょっとしたら、ザゼンソウもはえてくるでしょう。
04/4/2(金) ピンキーとキラーズ
ぼちぼちエゾアカガエルがうろちょろし始めましたな。
で、さっそく産卵ですわ。
北海道には、シマフクロウちゅう、渓流に住む魚を主食としている、とんでもなくでっかいフクロウがおるんですが、奴らがヒナに与えるんが、この冬眠開けのエゾアカガエルなんですな。
そんなわけで、シマフクロウのヒナは、エゾアカガエルの冬眠開けにキッチリ合わせて誕生しよります。
もし早めに生まれてしもたら、食いモンがおまへんからな。
いや〜、知れば知るほど、自然界のからくりには驚かされますなぁ。
04/4/1(木) 天然のオブジェ partU
日当たりのいい北向きの斜面に、雪ロール君ができておりました。
ただの雪ダマと違て、雪の表層1枚分がクルクルと巻きついており、バームクーヘン状に仕上がってるんですよ。
写真が下手なんで、肝心の部分が白くとんでおり、その辺がよくわからないのが残念ですけどね。